占星術師のための天文アプリ基本篇〜質問と回答

「占星術師のための天文アプリ」ステラリウム(Stellrium)講座後に頂いた質問と回答を掲載しています。

掲載:2022-8-22
更新:2022-8-22 17:18

1.機能について

Q:終了ボタンはある?
A:環境設定>追加設定→終了ボタン(チェックを入れてください)

Q:全画面モード解除の方法はある?
A:F11(Windows)
または、
環境設定>追加設定→全画面表示ボタン(表示メニューに全画面と解除するボタンを追加)

Q:Windows版のANGLEモードってなに?
A:3D表示ライブラリ(ANGLE.Library)をインストールしたマシンで使うモードです。(Windows版のみ対応)

2.表示について

Q:グリッドの色が薄すぎる、もしくは濃すぎる
A:表示設定>グリッド>各項目の左側、色のアイコンをクリックして任意の色に変更できます。

Q:表示される星座と太陽の位置が、ひと星座分ずれています。なぜでしょう
A:黄道「12サイン」と実際の「星座」は約1星座分ずれています。これは歳差運動により、黄道座標(の12サイン)と星座が72年毎に1度ずつ前のサイン側へとズレていくためです。サインを見る場合は、星座ではなく「黄道座標の黄経」を見てください。
西洋占星術は黄道座標の黄経(360度)を30度毎に12に区切り、黄経0度を牡羊座のスタート(0度)とします。

Q:黄道12サインを出す方法はありますか
A:ありません。(かなり前のバージョンでは対応プラグインがありましたが開発停止中)

Q:正中がMCと同じとのことでした。ICも正中ですか?
A:はい。MC/IC共に正中です。子午線上に天体が到達することを正中と呼びます。

Q:「地平座標」は後半解説の方位と高度のことですか?
A:はいその通りです。

3.仕様について

Q:iPadに入れて使用したいのですが、同じ仕様でしょうか?
A:iOS版は天体観測に特化した仕様で、講座で解説した様な使い方ができません。あくまでもPC/Mac版の簡易版とお考えください。

Q:講座で見ている画面と一部違うところがありました。バージョン違いでしょうか?
A:はい。Stellariumは頻繁にバージョンアップがあります。主な操作や設定は変わりませんが、機能追加に伴い画面表示が変わることがあります。講座ではver 0.22.1を使用しています。

4.動作の重さについて

Q:PCスペックが低く動作が重い。動きを軽くする方法はありますか
A:以下のチェックをOFFにしてください。機種によっては動作が軽くなる場合があります。

・表示設定>空
 天の川、黄道光の明るさ、明暗の再現、恒星(またたき)

・表示設定>太陽系天体
 光行差を計算

・表示設定>風景
 海>もやを表示、照明の表示

・環境設定>メイン
 言語設定を2箇所ともEnglishにする

・環境設定>ツール
 章動も計算する

5.より詳しい内容について

Q:Twitterで解説されていた惑星のヘイズの見分け方の説明があると期待していました。
A:探究篇で解説します。今回は専門的過ぎるとの判断で割愛しました。

Q:惑星同士や惑星と子午線などの角度を測ることはできますか
A:できます。探究篇で解説します

Q:任意の場所(星図の中や黄道上)の黄経座標を出したい
A:探究篇で解説します