講座の目標は自身の物語を再発見すること
目的は4つの古典技法を身につけることです。
本講座は古典占星術の技術論ではありません。
もちろん最低限の決まりごとは必要ですが
目標は人生の分岐点となった過去の出会いや出来事、心情的な変化を
占星術の視点を使い「自分の物語」として描き直すことです。
最も大切なのが「今」であることに間違いはありません
でも過去の出来事は、現在と未来にどの様に繋がっているのでしょう
自分の物語はどこか一方向に向かっているのでしょうか
自分が何者か、本来の自分が進む道に沿っているのか、
どんな物語を自身が描いているのか、
こうした問いは尽きることがありません。
実際に何かが起きる重要な時期を、人生の分岐点・特異点とし
古典技法が示す特異な時期と、実際の出来事を共に眺める方法を提案します。
なぜ「自分の物語を紡ぐ」ことをテーマとするのでしょう
「占星術で、人生を眺め現在と未来に活かす」
これは自分自身にしか出来ません。
第三者(占星術師を含む)には、出来事の背景、出来事と現在の繋がりまでは分からないからです。
たしかに出来事の時期や、出来事が及ぼすかもしれない衝撃について
占星術はある程度の示唆をしますが、
出来事の詳細は自分自身で紡ぎ直す必要があります。
これも第三者が行うには限界があります。
ですから、自分自身の過去を調べ直すことは、予測技法の習得に必須と考えています。
スタートはすべての起点、出生図です。
目標は自身の物語を描き直すために、過去の分岐点を俯瞰し
予測技法を組み合わせ、現在と未来に活かすことです。
予測技法
出生図から派生するホロスコープチャートが「プロフェクション」と「太陽回帰図」です。
このふたつは、毎年の変化、主題の傾向を表します。時系列に並べて重視する点、また勢いを増す時期の読み方などを実践解説します。
時間軸で特定のポイントを示すのは「プライマリー・ディレクション」「セカンダリー・プログレッション」です。セカンダリー・プログレッションで起きるコンジャンクト、月の進行は特に重要です。
さらに、中長期的(3〜20年)タイミングの切り替わりを、複数の技法「バウンズ(ディストリビューション)」「ゾディアカル・リリーシング」「セカンダリー・プログレッションと留」で読み解きます。
「年運」「特定時期」「中長期」を合わせて読むことで、実際に起きた出来事との同期を調べ、また自身にとって特徴的な表示をする天体を見つけ出すことが技術的な目標です。
物語の紡ぎかた
「語り部」「物語のフレームワーク」「4つの世界をまたぐこと」「意志と運命」について習得します。
これらは、過去の探索と物語づくりで必要となる知識です。
最終的なやり方は人それぞれです。ですから、本講座ではこれらをガイドラインとしてお伝えします。