未来予測テクニック
古典時代のテクニックのひとつ「ディストリビューション」の仕組み、読み方、また具体的な事例として、誰もが知る著名人の活動履歴との一致を紹介します。
*1.詳しくはnote記事「未来予測テクニックの特徴」へ
なぜディストリビューションなのか
いくつもある古典占星術の未来予測法のなかでも、人生の転機や出来事との比較が容易。そして、伝統派特有の知識が無くても読みやすい方法です。もちろん知識があれば、より広範で深い読み込みができますが、イレクションやホラリー占星術の様に専門知識を「必須」とするテクニックとの大きな違いです。
何を読み取るのか
この方法が記される最も古い記録は1世紀です。当時は人の死期、寿命を占うために使われていましたが、人生をいくつかの章立てに分け、自分自身の活動や考え方、交友関係の変化を読みとることができます。
講座の目的
本講座では、出生図のアセンダント、MC、太陽を用いたディストリビューション(期間配分)の使い方と事例をお伝えします。また、テクニックの背後にある天文学的な理解を目標としています。
出てくるトピック
・人生の転機とテーマの変化、人々、出来事
・アセンダント、MC、太陽のディストリビューションの読み方
・ディストリビューション、プロフェクション、ソーラーリターンを読む方法
・実例で読む
こんな方に向けた講座です
・「人生の時間構造」に興味がある方
・ご自身の出生図を深めたい方
・プロの占星術師としてリーディングの質を高めたい方
・占星術と天体観測や実際の星空との関係に興味がある
ディストリビューション講座:Q&A
Q1. なぜ複数の予測技法が必要なの?
出生図は、人生の「全設計図」ですが、それだけでは「いつ・どう起こるか」はわかりません。
古典占星術の考え方では、人生における出来事のタイミングや意味を理解するために、
・「長期的な流れ」
・「年ごとのテーマ」
・「その年の具体的な出来事や浮き沈み」
を段階的に読み解き、複数の技法を組み合わせることで、人生のリズムや転機がより明確になります。
Q2. ディストリビューションって、簡単に言うとどんな技法か?
「人生を“章”に分けて読む技法」です。
アセンダントなどの重要なポイントを、1年に1度の割合で動かし、
そのポイントが入った「バウンド(ターム)」を支配する惑星を、その期間の「管理担当者」「主役」として読み解きます。
ひとつの惑星の管理期間は、おおよそ数年間続きます。
たとえば、火星が支配するバウンドに入る期間は「挑戦」「別れ」「動き」がテーマとして浮かび上がることがあります。
Q3. どんな場面で役に立ちますか?
・人生の結節点や変化の「時期」を振り返るとき
・現在や少し先の流れを見て整えるとき
・太陽回帰図やプロフェクションと合わせて、「今は何が動いている時期か」を読み解くとき
Q4. 他の技法とどう違うの?
・ディストリビューションは、数年〜十数年の「長期的なテーマ」を見る技法。
・プロフェクションは、1年ごとのテーマを示します。
・太陽回帰図は、その年に限り、現実に起こる出来事や心身の変化を具体的に映します。
つまり、ディストリビューションは「骨組み」、プロフェクションは「1年の流れ」、太陽回帰図は「毎月の実感」とも言える関係です。
Q5. 難しそうですが、初心者でも大丈夫?
はい。講座では、
・バウンドやタイムロード(管理惑星)の概念
・図の見方
・実際の事例を使った読み解き
を丁寧に解説します。
Q6. この講座でどんな視点を得られますか?
・第三者意見として「今はこうした時期」と状況把握する視点
・将来の変化に備える視点
・人生の流れや構造を占星術的に見る視点
・「運勢の起伏」に振り回されずに流れを俯瞰する視点
・出生図を再評価する視点
講座の日時・費用・お申込み方法
形 式:オンライン講座(アーカイブ視聴 2週間)
日 時:7月16日(水)19:00-21:00(質疑応答の延長あり)
受講費:10,000円
お申込み期間:7月14日(月)正午まで